ゴルフの右手は添えるだけ?正しい右手の使い方
右利きの人が多い分、どうしても「強い右手」を使ってしまうゴルファーは少なくありません。
ゴルフはこの右手の使い方がとても重要であり、この右手の使い方しだいでミスショットにもナイスショットにもなるのです。
といことで、今回は、ゴルフにおける正しい右手の使い方をご紹介します。
右手は指2本しか使わない
右打ちゴルファーの場合、右手の指は中指・薬指の2本しか使用しません。特に、親指と人差し指はクラブに「触れている」だけです。
正しい右手の使い方は、右の中指・薬指の2本でグリップを引っかけるようにして、優しくつまむように握ります。
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適切な右手の力加減
右打ちゴルファーの場合、正しいゴルフスイングでは「右手」は添えるだけとされています。
添えるとはどのくらいの力加減になるのでしょうか?
左7:右3
右打ちゴルファーの場合、すべての力が10だとすると、左手の力が7で右手の力が3と表現されます。
7:3の力加減が理想とされているのです。
右手にまめができるなんて人は、確実に右手の力が強すぎます。
力加減のチェック方法は片手で素振り
片手でゴルフクラブを握り、素振りをしてみます。
この時、クラブフェースが返っているか否かを確認します。
左手の力が強すぎる人は、クラブフェースを返すことが困難になります。
反対に左手の力が弱すぎる人は、クラブを振る勢いが足りなくなります。
右手の力が強すぎる人は、勢いよくクラブフェースが返りすぎてしまいます。
反対に右手の力が弱すぎれば、クラブフェースを返すことが出来ません。
クラブフェースを正しく返すためには、左7:右3の力加減が適当だということです。
右手の役割
右打ちのゴルファーの場合、右手の役割は左手が間違った動きをしないように支えることです。
左手のフォローをするといっても良いかもしれません。
もし、右手が左手を正しくフォローしてあげられていないと、このような問題が発生します。
手元と体が離れる(同調できない)
→右手がクラブを支えることで手元と体を引き付ける。
遠心力の影響で左手が浮きやすくなる
→右手で遠心力の浮きを抑える。
左ひじが外回転できずに前に出やすくなる
→左ひじの外回転を助けるためにフェースをコントロールする。
フォローの際にコックするのが難しくなる
→左手の親指を立てやすいように右腕を伸ばす。
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右手が原因で起こるトラブル
右手が原因で起こるトラブルをご紹介します。
右手が力むことでチーピンが出やすい
右打ちゴルファーが右手に過剰な力みが発生すると、クラブフェースのコントロールが困難になります。
左7:右3よりも強い力で右手が力むことにより、クラブフェースを返しすぎてしまいます。
そのため、ボールは大きく左にフック(利きの場合は右に出て左に曲がるボール)してしまいます。
これがひどくなるとチーピン(曲がり幅の激しいフックボール)になってしまいます。
クラブフェースは開いて閉じるのが基本です。
そしてインパクトの瞬間にはスクエアになっているのが理想です。
右手の力が強すぎることでクラブフェースが返りすぎ、インパクトの瞬間はクラブフェースがスクエアより閉じかけてしまっているということです。
このような人は、もう少し右手の力を抜いたゴルフスイングを身に着ける必要があります。
右手は弱いとスライスしやすい
先ほどとは反対で右手が極端に弱い力の場合、クラブフェースを返すことが困難になります。
結果的にスライス(右利きの人の場合、左に出て右に大きく曲がっていくボール)が多発する、または右にプッシュアウトになりやすくなります。
どちらにしても右方向に飛んでしまうミスショットです。
右手が力む場合とは反対で、インパクトの瞬間にクラブフェースを返せていないためスクエアより開いた状態となり右方向に飛んでいきます。
このような人は、もう少し右手に力を入れたゴルフスイングが必要です。
また、非力な女性や子供の場合は、全体に力が足りないため左7:右3の力加減でも、クラブフェースを返しきれないこともあります。
そんな場合は、少しだけ右手の力加減を増やしてコントロールすることが大切です。
まとめ
以上、「正しい右手の使い方」と「間違った右手の使い方による弊害」をご紹介しました。
正しく右手が使えれば、それだけでスイングがきれいになり、スコアアップも図れます。
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