ゴルフのできない動きをできるようにする方法

ゴルフの悪いクセの1つにアーリーリリースというものがあります。
正しいゴルフスイングでは、トップでできた手首の角度を、インパクト直前まで維持し、一気に開放します。
この動きを「タメ」と呼びますが、この「タメ」があることによって、正しくボールをヒットできますし、なおかつ、飛距離アップにもつながるのです。
この「タメ」ができずに、トップからダウンスイングへの切り返し直後に、すでに、手首の角度がほどけてしまう悪いクセが「アーリーリリース」です。
これでは、ドライバーをパターのように打っているのと変わらないので、クラブの性能を全く活かせず、方向性は悪く、飛距離は出ないということになってしまいます。
アマチュアゴルファーの人たちの3/4は、このアーリーリリースの状態になっています。
「アーリーリリースを直すには、「タメ」が必要です。
インパクト直前までコックをほどかない意識が大切です。」
いろいろなレッスン書には、こう書かれています。
言葉でいうのは簡単なのです。
あまたで理解するのも簡単なのですが、いざスイングすると、ほとんどのアマチュアゴルファーは、できません。
一生懸命「こうするんだな」と、ダウンスイングで「タメ」を作る動きを入れ、アーリーリリース撲滅の動きをスローで繰り返しますが、いざボールを打つと、「アーリーリリース」に戻っています(笑)
まるで、コントを見ているかのように・・・。
いまではスマフォでスイングが簡単に撮影できます。
スロー再生できるアプリもあります。
あなたも自分のスイングを見て、「アーリーリリース」であることを、そしていくら意識してもいざスイングすると「アーリーリリース」になっていることを感じてください。
この頭では分かっていても、実際には、できていない動きをできるようにする方法をお教えします。
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ゴルフのできない動きをできるようにする方法
その方法とは、結論からいうと「筋肉の記憶を作る」ということです。
アーリーリリースを直すためには、「タメ」を意図的に作り、ボールを打つわけですが、この時、普段のスイングで打っていたのでは、知らず知らずのうちに「アーリーリリース」に戻ってしまいます。
実践してほしいのは、タメを作る意識を持ったまま、
「スイングのスピードを極端に落とすこと」です。
実際に打ってみるとわかると思いますが、「目からうろこ」です。
今まで感じたことがないインパクトを体感できると思います。
ただ、ここで覚えておいてほしいのが、スイングスピードを落として「できた動き」が、通常のスイングに戻った時点で、また、「アーリーリリース」に戻るんです、これが・・・(笑)
なぜ、そうなってしまうのかというと、「筋肉の記憶(マッスルメモリー)」があるからです。
ヘッドスピードを落とすと、筋肉の記憶よりも脳の指令が勝るのですが、一定のスピードを超えると、脳の指令ではなく、筋肉の記憶が勝ってしまう・・・、
つまり、体に染みついた動きは変えられない、「わかっているけど、できない」という状態になってしまうということです。
練習をたくさんしてきたマジメな人ほど、この筋肉記憶を取り除き、正しい記憶を植え付けるまでに時間がかかってしまいます。
今のスイングで球に当てるのが上手くなってしまっている人が、正しいスイングの動きで球に当てようとするには、正しい記憶をインストールするには、正しい動きが筋肉記憶に変わるまで、脳の指令で筋肉を動かすということ。
つまり、スイングスピードをおさえて、正しいスイングを、筋肉が覚えるまで、繰り返すしかないということです。
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